護師として働く上で、働き方には様々な選択肢があります。
中でも、のんびりと働きたいという人には、職場選びが重要。
そこで今回は、のんびり働きたい看護師に向けて、究極の職場リストを発表します。
各職場の特徴や魅力、業務内容、勤務条件なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
のんびり働きたい看護師のための職場探し
のんびり働きたいという看護師は具体的にどのような職場を求めているのでしょうか?
最初に「のんびり働きたい」という言葉の裏にどのような要望が隠れているのか探っていきましょう。
働き方を重視したい
残業が少なく、休日や休暇がしっかりと取れる職場であれば、プライベートの時間をしっかり確保することができるでしょう。
自宅から近ければ通勤による負担を減らすことができますし、逆に遠ければ突然の呼び出しがかかりにくくなるかもしれません。
看護師としてのんびり働きたい人は、働き方を重視していることが多いようです。
職場環境を重視したい
職場の雰囲気が良く、いじめなどのトラブルがない職場だと、それだけで出勤の際の足取りも軽くなりますね。
このような職場は離職率も低く、長く働くことができるのも魅力的。
ストレスの少ない職場環境であることも、穏やかな気持ちで業務を行うのに必要不可欠です。
今すでに職場の雰囲気が悪く孤立を感じているという方は、看護師の人間関係で孤立したときにやるべき5つの対処法も参考に、職場環境を改善してみてください。
のんびり働きたい看護師の注意点
のんびり働ける職場には、もちろんネガティブな側面もあります。
実際に穏やかな職場で働き始めた際に、収入やスキルアップなどの側面から考えられる状況をまとめてみました。
働く時間が減る=収入が減る
はっきり言います。働く時間が減ると収入が減ってしまうことも事実です。
例えば、これまで1日8時間勤務で残業を毎日2時間働いていたとして、残業がなくなると単純な時給計算で20%の給料減。
のんびり働きたい看護師は、自分の生活費や将来のために、収入面もしっかりと考慮する必要があります。
看護師の給料が割に合わない感じたときの3つ対処法で、給料について詳しく考察しているので参考にしてみてください。
看護師のスキルアップが望めない
のんびりとした雰囲気の職場は、ストレスが少なく魅力的ですが、裏を返すと、看護師に求められる能力が高くないとも言い換えることができます。
最新の知見や高度な看護技術よりも、患者さんとの信頼関係の構築や観察力が求められることも。
キャリアを積み重ねるために習得したいスキルや知識があれば、積極的に研修に参加したり自己研鑽に取り組み続けましょう。
仕事にやりがいを感じられなくなる
収入やスキルアップが望めず、同じ業務を繰り返すことが多いと、仕事にやりがいを感じられなくなる看護師も少なくありません。
プライベートの時間、収入、スキルアップ、キャリアなど、様々な側面から働き方を考え、自分に最適なバランスを見つけていきましょう。
仕事のやりがいを再認識し、前向きな気持ちで自己啓発に取り組みたい方は、看護師へのやる気がなくなったときにやりがいを見つける3つの方法も参考にしてみてください。
看護師がのんびり働ける職場の特徴
のんびり働きたいと考えている看護師にとって、非常に魅力的な求人は多数あります。
そのような求人にはいくつかの共通点が。
ここではのんびり働ける職場に共通する特徴をご紹介します。
面倒な患者さんがいない
面倒な患者さんがいない職場では、ストレスを感じずに仕事をすることができます。
具体的には、長期的な関わりがあり、患者さんと病院や施設のスタッフとの信頼関係ができているなど。
そのような職場では、患者さんが自分でできることは積極的にやってくれたり、協力的な態度を取ってくれるので、穏やかな気持ちでケアを行えるでしょう。
反対に、非協力的な患者さんや同僚ばかりだと、人間関係に疲れたと感じることも。
そんな方のために、看護師の人間関係に疲れたときにやるべき3つの対処法をまとめているのでチェックしてみてください。
適正人員が確保されている
適正人員が確保されている職場は、看護師にとっての理想的な職場。
例えば、急患が多い病院では、看護師の人数が足りず、残業や休日出勤が増えがちです。
それに対して、適正人員が確保されている職場では、残業や休日出勤が少なく、プライベートの時間を大切にすることができますね。
業務以外の雑務がない
看護師がのんびり働ける職場には、業務以外の雑務がないという特徴があります。
これは、看護師が本来行うべき業務に集中できるため、ストレスが少なくなり、のんびりとした雰囲気が生まれるから。
また、業務以外の雑務がないことで、看護師同士のコミュニケーションも活発になります。
休憩時間の雑談も、ストレス発散につながるでしょう。
さらに、業務以外の雑務がない職場では、研修会に参加する時間が取りやすく、看護師が自分のスキルアップに取り組みやすくなることも。
業務以外の雑務がないことは、看護師がのんびりと働くための大切な要因です。
面倒くさい人間関係がない
人間関係が悪い職場ではストレスがたまり、心身ともに疲れてしまいますよね。
のんびりと働きたい看護師にとって、職場の人間関係はとても重要なポイント。
チームワークが良く、お互いに助け合える職場や、上司と部下の関係が良好で、コミュニケーションがスムーズな職場などが挙げられます。
看護師のめんどくさい人間関係を改善するための実践的アドバイスで紹介しているめんどうな人間関係による負担を軽減する具体的な方法も参考に、良好な人間関係を作っていってくださいね。
休みがしっかりと取れる
適切な休暇を取ることは、看護師がリフレッシュし、ストレスを軽減するための最重要ポイント。
また、残業のない職場は、看護師が家庭との両立をしやすく、長期的に働くことができます。
休みが取りやすく、シフト制度が柔軟であれば、育児や介護で時間休が必要なときにも対処しやすいでしょう。
ライフスタイルや家庭の事情に合わせて勤務できる職場は、のんびり働きたい看護師に人気です。
病院内でのんびり働ける診療科5選
のんびり働きたい看護師にとって、プライベートの時間が確保できることや面倒な人間関係がないことは重要なポイントです。
では具体的に、どの診療科を選べばのんびり働けると思いますか?
ここではズバリ、のんびり働けるおすすめの診療科を5つ発表します!
皮膚科
皮膚科は緊急性の高い症状が少なく、診察時間も比較的短いため、ストレスを感じることなく働くことができます。
また、皮膚科は患者さんの症状が目に見えるため、看護師も治療の進行状況を把握しやすく、やりがいにつながることも。
例えば、アトピー性皮膚炎の患者さんには、スキンケアのアドバイスや食事指導を行うことで、患者さんのQOLの向上に寄与することができます。
皮膚科での勤務は、のんびり働きたい看護師にとって、充実したものになるでしょう。
耳鼻科
耳鼻科は、病院内でのんびり働きたい看護師にとっておすすめの診療科。
耳鼻科は比較的緊急性が低い患者さんが多く、落ち着いた雰囲気の中で働くことができます。
耳鼻科での業務は、耳鼻咽喉科医師の補助や、患者さんの問診、検査の手配、処置の補助など。
また、耳鼻科においても手術が必要な場合はありますが、比較的小規模な手術が多いため、看護師としての負担が少なく、のんびりとした雰囲気の病院が多いようです。
眼科
眼科は比較的軽度の症状の患者さんが多く、内科や外科に比べると大がかりな手術や入院も少ないのでおすすめです。
また、眼科の診察に不可欠な検査機器には、多くの種類があり、知識やスキルの習得が必要な点もやりがいを感じられるポイント。
眼科での勤務は、看護師にとってのストレスフリーな環境を提供してくれるため、のんびりと働きたい方にはぴったりです。
精神科(心療内科)
精神科では他の診療科に比べて患者さんの受診ペースがゆっくりとしているため、看護師も落ち着いて業務に取り組むことができます。
また、精神科では患者さんの心のケアに重点を置いているため、看護師には患者さんとのコミュニケーション能力が求められることも。
そのおかげで、看護師としてのやりがいも大きく、患者さんから感謝の言葉をもらえる機会も多いです。
精神科は、コミュニケーションを大切にしながら、のんびりと働きたい看護師にとって、やりがいのある診療科といえるでしょう。
人工透析科
人工透析科も、看護師にとってのんびりと働ける診療科の一つです。
理由は、人工透析は定期的かつ予約制の治療のため急な対応が少ないから。
また、人工透析を受ける患者さんは、治療に慣れている方が多く、リラックスした雰囲気で治療が進むことが多いです。
人工透析科は、患者さんと長期的な関係性を築くことができるので、信頼関係やコミュニケーションを大切にしたい人にぴったりの職場ですよ。
人間関係で悩む看護師のためのストレス解消術3選も、コミュニケーションの多い業務からくるストレス解消の参考にぴったりです。
病院外でのんびり働ける職場5選
看護師の職場は病院だけには留まりません。
病院外にものんびり働きたい看護師にとって魅力的な職場が。
ここでは、その中でもおすすめの職場を5つ紹介します。
気になった職場があれば、ぜひ情報収集や見学をしてみてください。
介護施設(デイサービスなど)
介護施設(デイサービスなど)は、病院とは異なる環境での看護師のお仕事ができます。
デイサービスでは、利用者さんが自分らしい生活を送れるように、日常生活のお手伝いをすることが主な仕事。
また、リハビリテーションやレクリエーションなども行い、利用者の方々の健康維持にも貢献しています。
のんびりと働きながらも、利用者さんの生活を支援している実感がもてるのが、デイサービスの魅力。
これまであまり縁のなかった人も、ぜひ、一度見学してみてください。
保育園看護師
保育園看護師は、病院やクリニックとは異なり、子どもたちと一緒に過ごす時間が多いのが魅力。
子どもたちの健康管理やケアをすることが主な仕事です。
保育園によっては、病気の子どもたちの世話をすることも。
枠が少ないだけでなく離職率も低いため狭き門ですが、子どもが好きでタイミングよく求人が出ていたなら、保育園看護師はおすすめです。
検診センター
健康診断や人間ドックなど、予防医療に力を入れている検診センター。
なんといっても、採血や検査の補助、健康相談の対応など、身体的負担が少ない業務が魅力です。
病院内の検診センターは新卒看護師にも人気の部署ですが、配置人数が少ない分経験やスキルが優先され競争率が高め。
これまで臨床現場などで得た経験を活かすことができる、やりがいのある職場ですよ。
訪問看護(プライベートナースなど)
訪問看護は、病院外でのんびり働きたい看護師にとって最適な選択肢です。
理由は、訪問看護は患者の自宅での診療を行うため、病院勤務よりも自由度が高く、自分のペースで働くことができるから。
具体的には、患者さんの健康状態や服薬状況をモニターし、必要に応じて医師や薬剤師と連携しながら治療を行っていきますよ。
患者さんとの信頼関係が重要なため、一人一人の患者さんとしっかり向き合いたい人におすすめ。
コールセンター(一般企業やコロナ関連など)
病院外でのんびり働ける施設を探しているなら、コールセンターはいかがですか?
コールセンターは電話やメールで健康に関する相談を受け、必要に応じて医師などと連携をとり患者さんの支援にあたります。
病院内でのような身体的負担が少なく、ストレスも少ない環境といえるでしょう。
コロナ関連の相談を受けることもあるので、最新の知見を学び続けることが大切。
のんびり働きながらも、学びを積み重ねていきたい人におすすめですよ。
のんびり働きたい看護師におすすめしない劣悪な職場事情
ここまで、のんびり働きたい看護師におすすめの職場を紹介してきました。
しかし、求人の中にはのんびり働きたいなら避けた方がいい職場も。
ここでは、のんびり働きたい人にはおすすめしない職場をお伝えしていきますので、転職活動の参考にしてください。
業務量が多い
看護師にとってのストレスの大きい職場事情の1つに、業務量が多さがあります。
特に急性期や高度急性期の病院では、患者数が多く、看護師の負担も大きくなりがち。
業務量が多いと、看護師はストレスや疲労感を感じることが多く、のんびり働きたいという希望とはかけ離れた環境になってしまいます。
ミスができない緊張感
NICU(新生児集中治療室)やオペ室での業務は、のんびり働きたい看護師にはおすすめできません。
患者さんの命にかかわる仕事では、ミスをすることが許されない緊張感が常にあるからです。
例えば、NICUでは、患児に異常があれば素早く対応する必要があるため、気を抜くことができません。
のんびり働きたい看護師には向いていない職場と言えるでしょう。
無駄な前残業と申し送り
結論として、無駄な前残業と申し送りがある劣悪な職場環境は、のんびり働きたい看護師にはおすすめできません。
急性期や一般病棟などでその傾向がよく見られます。
自身が勤務していない間の患者さんの状態の変化を業務を始める前に確認し、申し送りを受けるのは、一見普通のことのように見えますが、これが度を過ぎてくると、看護師の負担はかなりの大きさに。
ましてや、前残業については賃金が発生しないとなればなおさらです。
さらに人間関係の悪い職場だと、出勤してくる時間に対してまで陰口を言われることも。
人間関係の悪さを改善したい方には、看護師のドロドロした人間関係の原因と4つの改善方法もおすすめです。
プライベートな時間がない
看護師として働く上で、プライベートな時間がないと感じる職場は避けたいものです。
一般病棟やERでは、患者さんの状態が急変することもあり、いつでも対応できるように待機していることも。
そのため、勤務時間中に休憩を取ることができず、残業も多くなりがちです。
それに人手不足が合わさると、休日出勤や夜勤も多くなり、プライベートな時間を確保することが一層難しくなります。
職場の人間関係が悪い
職場の人間関係が悪い職場も、のんびり働きたい看護師にとっては避けたい場所です。
具体的には、上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかず、指示や意見が伝わりにくいなど。
ヒヤリハットに対し、個人を責めるような雰囲気になる職場もそうですね。
さらにひどい職場ではいじめに悩まされる看護師も。
職場内でのいじめに悩んでいる方は、看護師のいじめで退職するための具体的な3つのアドバイスも参考にしてみてください。
転職活動のポイント
のんびり働きたいという願いを叶えるなら、転職が一番の近道。
ここでは、転職活動のポイントをお伝えしていきます。
転職先のリサーチ
気になる求人を見つけたら、まず、病院のホームページをチェックしましょう。
病院の理念や取り組みが書かれていることが多く、職場の雰囲気を知る上で重要な情報が得られます。
また、病院のSNSや口コミサイトも要チェック。
実際に就労している、もしくは、就労したことのある看護師が評価や感想を書いていることがあり、内部の雰囲気を知る上で参考になります。
時間に余裕があるなら、病院見学をすることもおすすめ。
病院の雰囲気や設備、スタッフの方々の対応などを直接見て、自分に合った職場かどうかを判断することができますよ。
病院の特徴や雰囲気を調べ、自分に合った職場を見つけましょう。
転職サポートサービスを利用する
自分で求人情報を探す手間やリサーチにかかる時間を考えるとハードルの高い転職。
そんな時には、転職サポートサービスを利用してみてはいかがでしょう。
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