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ホットヨガをすると血液がドロドロになるのはなぜ?

ホットヨガをすると血液がドロドロになるのはなぜ? 気になるヨガ情報

「『ホットヨガで血液がドロドロになる』という噂、せっかく始めようと思ったのに不安になりますよね。」友人に勧められて興味を持ったのに、そんな話を聞いてしまうと、健康のために始めるべきか、むしろ危険なのか、分からなくなってしまうお気持ちはよく分かります。

結論から言うと、そのリスクは医学的な事実です。しかし、これからお伝えするたった一つの簡単なルールを守るだけで、100%安全に楽しむことができます。

この記事では、個人の感想や曖昧なアドバイスではなく、厚生労働省や日本スポーツ協会といった公的機関の指針に基づき、医師である私が「いつ、何を、何ml飲めば良いか」という具体的な数値で、あなたの安全を科学的にサポートします。

この記事の監修者

スポーツ内科医 / フィットネストレーナー監修医師
佐藤 健一(さとう けんいち)

日本スポーツ協会公認スポーツドクター。プロアスリートのメディカルサポートの傍ら、一般向けの健康情報サイトで医学監修を多数担当。「健康のために新しい挑戦をしようとする方を、医学的知識で全力でサポートするのが私の役目です。専門用語で怖がらせるのではなく、正しい知識で不安を取り除き、安全に楽しむためのお手伝いをします。」

まずは結論から。ホットヨガで「血液がドロドロ」になるのは医学的な事実です

「ホットヨガで血液がドロドロに…」という話、不安になりますよね。スポーツ内科医の立場から言うと、これは医学的に起こりうる現象ですが、正しい知識があれば100%防げます。 大事なのは怖がることではなく、あなたの体がどういう状態になるかを理解し、シンプルで具体的な対策を実行すること。一緒に、安全に楽しむための準備を始めましょう。

まず、その不安を一度受け止めて、正体を冷静に見ていきましょう。

ホットヨガの高温多湿な環境は、当然ながらたくさんの汗をかきますよね。これは体から水分が失われている状態、つまり脱水症の初期段階と言えます。そして、脱水症の具体的な症状の一つが、血液濃縮です。これが、皆さんが「血液ドロドロ」と呼んでいる現象の正体なのです。

血液の約半分は「血漿(けしょう)」という液体で、そのほとんどは水分です。汗をかくと、この血漿の水分が減るため、相対的に赤血球などの成分の割合が高まります。この状態を放置すると、熱中症のリスクを高めたり、体に負担をかけたりする可能性があります。

しかし、これはマラソンランナーなどでも起こる、ごく普通の体の反応です。特別なことでも、怖い病気でもありません。ただ、「対策が必要ですよ」という体からのサインなのです。

【公的機関推奨】これを守れば絶対安心!ホットヨガ安全水分補給マニュアル

ホットヨガをすると血液がドロドロになるのはなぜ?

では、最も重要な対策についてお話しします。曖昧な「こまめに」という言葉ではなく、科学的根拠に基づいた具体的な数値で覚えましょう。

スポーツ時の水分補給における国内の権威である日本スポーツ協会は、熱中症予防のために明確なガイドラインを示しています。計画的な水分補給は、脱水症を予防・解消するための最も効果的な解決策だからです。これをホットヨガに当てはめると、以下のようになります。

マニュアルの詳細解説

  • 1. レッスン前(30分前までに):250〜500ml
    レッスンが始まる前から、体は潤っている必要があります。家を出る前やスタジオに着いてから、コップ1〜2杯の水を飲んでおきましょう。
  • 2. レッスン中:1時間に500〜1000mlを分割して
    一度にがぶ飲みするのではなく、「15〜20分ごとにコップ1杯(150〜200ml)」を目安に、こまめに補給します。インストラクターが休憩の指示を出したタイミングで必ず飲むようにしましょう。
  • 3. レッスン後:体重の減少分を目安に
    レッスン後は、失われた水分をしっかり補給することが大切です。可能であれば、レッスン前後に体重を測ってみましょう。もし500g減っていたら、500ml以上の水分をゆっくり時間をかけて補給するのが理想です。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 「喉が渇いた」と感じてから飲むのでは、もう手遅れです。必ず計画的に、時間を決めて飲むようにしてください。

なぜなら、喉の渇きは「すでに体内の水分が1〜2%失われている」という脱水のサインだからです。私もこれまで、多くの初心者の方がこのサインを待ってしまい、「頑張っていたら急に気分が悪くなった」と相談に来られるケースを見てきました。曖昧な感覚に頼らず、「15分経ったから飲む」というような具体的なルールを作ることが、あなたの安全を確実に守るのです。

よくある3つの質問に専門家が回答します

このマニュアルを基本として、初心者の皆さんがよく疑問に思う点について、もう少し詳しくお答えしますね。

Q1. 飲むのは「水」でいい?スポーツドリンクの方がいい?

A1. 60分程度のレッスンであれば、基本的にはで十分です。しかし、普段から汗をかきやすい方や、レッスンの運動量が特に多いと感じる場合は、スポーツドリンクをお勧めします。汗からは水分だけでなく、ナトリウムなどのミネラルも失われます。ナトリウムは水分補給の効率を高める働きがあるため、スポーツドリンクは効率的な水分吸収を助けてくれるのです。

Q2. お茶やコーヒーではダメですか?

A2. 残念ながら、お勧めできません。緑茶やコーヒー、紅茶などに含まれるカフェインには利尿作用があり、せっかく補給した水分が尿として排出されやすくなってしまいます。レッスン前後の飲み物としては、水やスポーツドリンク、麦茶などを選びましょう。

Q3. 持病があるのですが、特に気をつけることはありますか?

A3. 高血圧、心臓や腎臓に疾患のある方、糖尿病の方などは、ホットヨガを始める前に必ずかかりつけの医師に相談してください。高温環境や水分摂取量の管理が、病状に影響を与える可能性があります。自己判断はせず、専門家のアドバイスを仰ぐことが最も安全です。

正しい知識が、あなたの挑戦の一番の味方になる

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ホットヨガで血液がドロドロになるリスクは事実ですが、計画的な水分補給という「正しい知識」があれば、何も怖いことはない、ということがお分かりいただけたかと思います。

もう、ネットの不確かな情報に惑わされる必要はありません。ぜひ、正しい知識を味方につけて、健康的な毎日への第一歩を踏み出してください。

まずは体験レッスンから、この水分補給マニュアルを試してみてはいかがでしょうか。きっと、安心して気持ちの良い汗をかけるはずです。

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