ホットヨガ後のシャワー、気持ち良い反面、時間に追われていると少し億劫になりますよね。「汗をかいたままは肌に悪いって聞くし…でも、早く帰って家のことをしないと…」そんな風に、心と身体を癒すためのヨガが、シャワーのせいで「次のタスク」へのプレッシャーになっていませんか?
皮膚科医として、そして一人のヨガ好きとして、その気持ちは痛いほどわかります。
ご安心ください。実は医学的に見ると、急いでシャワーを浴びるより、賢く”おさぼり”する方が、あなたの身体と肌には優しいかもしれません。この記事では、皮膚科医の私が、たった3分で実践できる「罪悪感ゼロの時短ケア」を、その科学的な理由と共にお伝えします。
この記事の監修者
斎藤 里紗(さいとう りさ)
皮膚科専門医 / 全米ヨガアライアンスRYT200認定講師
美容皮膚科学とスポーツ医学を専門とし、運動と肌の関係性について研究。自らも多忙な日々の中でヨガを続ける一実践者として、理想論ではない「持続可能で効果的なセルフケア」を提唱している。著書に『忙しい女性のための”おサボり”スキンケア』など。
この記事は、皮膚科専門医・ヨガインストラクターの斎藤里紗医師の監修のもと作成しています。
実は危険?ホットヨガ後にシャワーを急ぐべきでない「2つの医学的理由」

「汗をかいたら、すぐに洗い流すべき」――これは、多くの方が持つ常識かもしれません。しかし、ホットヨガの後に限っては、その常識が思わぬリスクに繋がることがあります。あなたが本当に避けるべきなのは「汗」そのものではなく、「急激な温度変化」と「肌のアルカリ化」という2つの問題なのです。
1. 心臓に負担をかける「ヒートショック」のリスク
まず知っておいていただきたいのが、高温環境であるホットヨガの直後に、急いで熱いシャワーを浴びる行為は、血圧の急な変動を引き起こし、「ヒートショック」のリスクを高める可能性があるということです。
ホットヨガで温まった身体は、血管が拡張して血圧が下がり気味になっています。そこに急に熱いお湯を浴びると、さらに血管が拡張し、血圧が急降下して、めまいや失神を引き起こす危険性があるのです。私がクリニックでよくお話しするのは、「身体をいたわるなら、”急”のつく行動は避けましょう」ということです。ゆっくりとクールダウンする時間を確保することこそが、安全なヨガ習慣の第一歩です。
2. 肌荒れを招く「皮膚バリア機能」の低下
次に、お肌の問題です。確かに、かいたばかりの汗は無菌で弱酸性ですが、長時間放置することでアルカリ性に傾き、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。これが、肌のうるおいを守る「皮膚バリア機能」を低下させる一因となります。
しかし、ここで重要なのは「時間」です。LION社の研究によれば、肌がアルカリ性に傾き始めるのは、汗をかいてから30分~1時間後とされています。(出典: Lidea「汗をかいた肌、放置はNG!皮膚科医に聞く「あせも」と汗対策」, LION株式会社)つまり、レッスンが終わってから帰宅するまでの時間内に、正しいケアさえすれば、シャワーを浴びなくても肌への悪影響は十分に防げるのです。
これが新常識!「賢いおさぼり」を叶える3ステップ・セルフケア術

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。シャワーを浴びない代わりに、あなたの肌と身体を守る、医学的に正しい3つのステップをご紹介します。慣れれば3分で完了する、魔法の時短ケアです。
Step1: 5分間の鎮静クールダウン
レッスンが終わったら、すぐにシャワー室や更衣室には向かわず、スタジオの隅で少しだけ時間を使いましょう。座ったまま、あるいは仰向けの姿勢で、深くゆっくりとした呼吸を繰り返します。
一番の目的は、興奮状態にある交感神経から、リラックスモードの副交感神経へスイッチを切り替えること。これにより、上がりすぎた心拍数が落ち着き、拡張した血管も緩やかに収縮していきます。ヒートショックのリスクを避ける上で、この「何もしない時間」が最も重要です。
Step2: “濡れタオル”で優しくプレス
クールダウンで呼吸が整ったら、更衣室へ。ここで取り出すのは、乾いたタオルではなく、水で濡らして固く絞ったタオルです。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 汗は、乾いたタオルでゴシゴシ拭かないでください。
なぜなら、この点は多くの方が良かれと思ってやってしまう最大の過ちだからです。摩擦は肌のバリア機能を破壊する一番の原因。乾いたタオルで拭くと、肌表面の角質を傷つけ、必要な皮脂まで奪ってしまいます。水で濡らしたタオルで優しく押さえるように汗を吸い取ることが、肌への負担を最小限にするプロの技です。
濡れタオルで優しく押さえるように拭くことで、肌への負担を最小限に抑えながら、アルカリ性に傾く原因となる汗の成分(アンモニアなど)を効果的に取り除くことができます。
Step3: 1分以内の即効保湿
汗を拭き取った直後の肌は、一時的に水分が蒸発しやすく、乾燥しやすい状態です。ここで最後の仕上げ。ミストタイプの化粧水や、さっぱりしたタイプのボディローションで、全身を素早く保湿しましょう。
汗を拭き取った直後にすぐ保湿することで、乱れがちな皮膚バリア機能の回復を助け、うるおいをしっかりと閉じ込めることができます。「拭いて終わり」ではなく、「保湿までがワンセット」と覚えてくださいね。
みんなの疑問を解決!「シャワーなし派」のためのQ&A
ここまで読んで、「やり方はわかったけど、やっぱり気になることが…」という方もいらっしゃるでしょう。クリニックでもよく受ける質問に、ハッキリお答えしますね。
Q. どうしてもニオイが気になります。どうすれば?
A. ご心配ですよね。汗のニオイの主な原因は、皮膚の常在菌が汗や皮脂を分解することです。Step2の「濡れタオル」で拭き取る際に、殺菌成分のあるボディソープを少量なじませてから固く絞ると、より効果的に菌の繁殖を抑えられます。その後、デオドラント剤を脇などに使用すれば、かなり気にならなくなるはずです。選ぶ際は、塩化アルミニウムなどの制汗成分や、イソプロピルメチルフェノールなどの殺菌成分が含まれている、医薬部外品や医療用のものを選ぶとより効果的です。
Q. おすすめの汗拭きシートや持ち物はありますか?
A. 汗拭きシートは手軽ですが、アルコール成分が強いものは肌の乾燥を招くことがあるので注意が必要です。選ぶなら、保湿成分が豊富で、低刺激・アルコールフリーのものを選びましょう。
持ち物としては、
- 濡れタオルを入れるための防水ポーチ
- ミストタイプの化粧水
- 通気性の良い替えの下着や服
この3つがあると、格段に快適になりますよ。
Q. 湯船に浸かりたい場合は、どのくらい時間を空けるべき?
A. 素晴らしい質問です。帰宅後にお風呂でリラックスしたい日もありますよね。その場合は、最低でも1時間、できれば1時間半~2時間は時間を空けるようにしましょう。ヨガ後のクールダウンが完了し、身体のほてりや発汗が完全に収まってから入浴することで、心臓への負担を避け、安全にリラックスできます。
まとめ:罪悪感を手放し、あなたらしいヨガライフを
最後に、もう一度だけ大切なことをお伝えします。ホットヨガ後のケアで最も重要なのは、シャワーを浴びるか否かの二択ではありません。
- 急激な温度変化を避けるための「クールダウン」
- 肌を傷つけない「優しい拭き取り」
- バリア機能を守るための「即時保湿」
この3つのポイントさえ押さえれば、あなたの身体と肌は十分に守られます。
これであなたも、罪悪感なく自分の時間と美肌を守れます。これは決して手抜きではなく、医学的根拠のある「賢い選択」なのです。自信を持って、これからもあなたのペースで、心からヨガを楽しんでくださいね。
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